引継ぎしないと退職できないの?

退職の際、原則的には引継ぎをおこなった方が良いのは確かです。

重要な案件やその人にしかわからない事柄などがあれが、細やかな引継ぎを求められることになるでしょう。

ですが、必ず引継ぎをおこなわないと退職できないということはありません。

労働者には、憲法22条1項にもあるように、退職の自由が定められています。

また、民法627条1項には「当事者が雇用の期間を「定めなかったときは各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。また、この場合においての雇用は、解約の申し入れから2週間を経過することによって終了する」

とあります。

これらの法律に、「必ず引継ぎをおこなうこと」を義務としているものはありません。

ですので、引継ぎをしないからと言って辞めさせないということはできません。

「引継ぎをしないと不安だが、引継ぎの為に会社に行きたくない。」

という場合には、引継ぎ書類を作成し、ご郵送することをオススメします。